キャバクラの内装〜アジアンリゾート編

キャバクラの内装で私が一番苦心したのが最後に手がけたキャバクラです。そのキャバクラの最大の難点は立地でした。駅からちょっと離れていたのです。また、周囲にはそういったキャバクラのようなお店が入っているビルがありません。ですから、まずはお客さんをそこまで呼び込まなくてはならないのです。そのためにはどうしたらいいかということを考えなくてはなりませんでした。いろいろと考えた結果、私は立地を生かそうということになりました。立地を生かすにはリッチなものはできません。

キャバクラが駅から少し離れている以上、少し工夫が必要なのですが、その立地を生かすには、どうしたらいいか、いろいろと考えて見ました。そして私が出した結論はリゾートです。静かでちょっと離れているからこそできること、それがリゾートな雰囲気なのです。リゾートを思わせるような空間をキャバクラ全体に作り出しちゃおうということになったのです。

キャバクラに天蓋つきのベッドを置くことをまず考えました。おそらく日本全国探しても、そんなキャバクラはこの店しかないでしょう。お店の中心にあるのは大きな天蓋つきのベッドです。ベッドの周囲にクッションがあり、そこでお客さんは女の子たちとおしゃべりを楽しむことができるようになっています。いわゆるそこはVIP席です。その天蓋ベッドの周囲にリゾート感溢れる家具が置かれています。椅子はすべて籐で出来ています。

キャバクラのじゅうたんは緑色で、壁紙は使わず、すべて竹を使ってみました。竹に囲まれているのです。照明もランタンをイメージするようなものを作りました。お店のあちこちにちょっとした個室チックな空間も作っています。そういった中でちょっとしたおしゃべりができるようになっているという仕掛けです。店内は薄暗く、まさにリゾートのコテージに来たような雰囲気にしてみました。

キャバクラというのはイメージを売るところです。イメージでお客さんを呼び込まなくてはなりません。そこで私は5つのまったく違った雰囲気のキャバクラを作ってみました。これは大成功でした。確かにかなり予算はかかってしまいましたが、今まで以上にお客さんが遊びに来てくれましたし、中で働いている女の子にもこのキャバクラは大評判になったのだそうです。