キャバクラの内装〜モダン編

キャバクラで次に私が担当したのは、駅から少し歩いたところにあるキャバクラでした。そのキャバクラが入っているビルはちょっと変わったところでした。最近はやりのデザイナーズビルだったのです。入り口からしてちょっと変わっていましたし、外装もかなり変わった作りになっていたので、一目見ただけで、そのビルはデザイナーズビルだということがわかりました。形、色、材質どれひとつとっても、斬新で面白いビルだったのです。そういったビルに負けないような内装にしなくてはなりません。

キャバクラに入ったら、なんだ普通じゃないか、と思われないように工夫が必要です。そういったビルにするにはどうしたらいいかということを考えながら構想を考えてみました。それがなかなか大変だったのですが、わたしはモダンな空間を意識してみました。モダンというのはどういうことかというと、無機質なということです。余分な装飾は一切省き、むき出しな感じを作ってみました。

キャバクラというのは落ち着きが必要ですが、モダンな中に落ち着きを演出するためには、私は色を効果的に使うことにしたのです。壁や床はすべてモノトーンに押さえました。ストライプのシロクロで統一し、そして家具なども基本的には白と黒だけにしました。しかし、クッションや小物は赤にしたのです。ソファなどにおいてあるクッションや、フラワーベースは赤にしました。そうすると、モノトーンの店内で赤が引き立つのです。そういった装飾をすることにしたのです。

キャバクラではちょっと面白いものや斬新なものを取り入れる必要があると思いましたので、そのような演出をしてみました。そして中で働く子たちにもできるだけ明るい色の服を着てもらうようにしました。オレンジや赤、ピンクのような原色の明るい色の服がそういったモノトーンのお店では映えます。こういった演出に気を遣ったので、いろいろと面白いものができました。

キャバクラというのはどこも同じだろうという常識を覆したかったのです。そのためにもこういった演出をいろいろと考え出すのはとても楽しいことでした。こんなキャバクラ見たことがないと思わせるような内装を考えるのが私の使命でした。